WORK CASE 02

集荷営業

WORK CASE 02 集荷営業 WORK CASE 02 集荷営業

一般的に営業といえば自社の製品やサービスをお客様に売ったり、提案したりすることをイメージするが、ヒラキンの営業は「製品を売る」営業以外に世の中で役目を終えたさまざまなモノを集める「集荷営業」がメインとなってくる。2020年に新設された「みらい営業部」というユニークな名称に所属している若き二人の社員にこのヒラキンの集荷営業について語ってもらった。

MEMBER

  • 集荷営業=モノを集めるのが
    ヒラキンの営業。

    「『集荷営業=モノを集めるのがヒラキンの営業』です。お客様の要望や困りごとをお聞きして、時には協力会社とタッグを組みながらその場その場の問題を解決していく。だからひとつのスタイルに捉われない。そんな営業スタイルですね。」と話す武田と別役。
    「具体的には、店舗やオフィスなどの改装や入れ替えに伴って排出される廃棄物の最適な処理を提案しています。例えば、事務所の椅子を新しい物に入れ替えた際の古くなった椅子破棄のお手伝いや、私が以前、約3tのプレス機の撤去依頼をいただいた際には、大型クレーンを手配し、実際に現場で搬出作業を行いました。」と武田は説明する。
    とはいえ二人は元々リサイクル工場の所属で、「みらい営業部」立ち上げの際には、まさにゼロからのスタートでなかなか奮闘したそうだ。
    「まずは法律の勉強ですね。産廃の処理方法や契約手続き、マニフェストの作成など、営業部の先輩の仕事ぶりを見ながら知識の吸収に努めました。開設当初は身ひとつで異動して、事務所には会議机ひとつだけ。とりあえず掃除でもしましょうか!みたいな感じでしたね。」と笑う別役。

    集荷営業=モノを集めるのがヒラキンの営業。
  • ミッション!1ヶ月間で、ホテル一棟をすべて空っぽにせよ。

    ミッション!1ヶ月間で、
    ホテル一棟をすべて空っぽにせよ。

    工場勤務から「みらい営業部」へ。周りの先輩たちの仕事ぶりを見ながら、教わりながらの毎日だったがコロナ禍という事情もあって、「みらい営業部」のもとに「片付け」の依頼が徐々に持ち込まれるようになった。
    「オフィス、コンビニ、スーパー、病院などからの依頼です。『片付けたい』というニーズですね。最近の案件で特に印象に残っているものとしては、『ホテルの搬出プロジェクト』があります。お客様からは『1ヶ月でホテル内の動かせるものをすべて撤去して、空っぽにしてほしい』という依頼でした。」と武田は振り返る。
    具体的な仕事の流れを別役はこう説明する。「お客様から相談を受けたのち、現場の下見→査定・見積り→搬出→選別といった流れです。リサイクルできるものできないもの、リユースするものを見極めて、リサイクルを担うヒラキンと、搬出業者、リユース業種の3業種をリンクさせながらトータルにプロジェクトを推進していきました。私たちの仕事はある種、コンサルタント的なポジションですから、全体を動かす意味で醍醐味がありますね。」と満足そうな表情を浮かべる別役。
    大切なのは情報共有と段取り。そのために『ホテルの搬出プロジェクト』の際は、マニュアルを周知徹底し、ミーティングを開催し、適切なシフトを組んだとのこと。
    「大きなプロジェクトにはチームとしての力が不可欠です。プロジェクトに関わるスタッフ全員が情報を共有することで全員がメインプレイヤーとして機能する。それがヒラキンの力、チーム力です。」と二人は口を揃える。

  • イレギュラーを想定して
    仕事することが大事。

    「もちろん失敗談もいっぱいあります。一番焦ったのは、引き取り場所にトラックが入らなかったこと!当然、荷物が積めない。完全な見当違いでした。その時は、小さなトラックを手配して、数をこなして乗り切りましたが…」と苦笑いする武田。
    武田の話を聞いて別役は、「私の場合は、荷物が一台に乗り切らなかったことがあります。これも完全な目測違い。時にはお客様の荷物が下見の時より増えているケースもありました。下見が絶対じゃないことを痛感しました。」と打ち明ける。
    「イレギュラーへの対応も想定して仕事することが大事。」と二人は頷いた。

    イレギュラーを想定して仕事することが大事。
    • 小さな案件を大きな案件につなげていく。
    • 小さな案件を大きな案件につなげていく。

    小さな案件を大きな案件に
    つなげていく。

    現場が片付いて綺麗になったときの達成感。お客様からの「ありがとう」や「助かりました」などの感謝の言葉は次の仕事への原動力になると二人は言う。現在、「みらい営業部」には7人が所属。開設されてまだ2年ほどの新しい事業部だが、これまでも小さな案件を大きな案件につなげるなど、その活動フィールドはさらに広がるものと期待されている。
    「ちょっとしたきっかけを確かなネットワークに広げていけるよう、これからも頑張ります。」と二人。「みらい営業部」の今後に注目してほしい。