Case Study 事例紹介

Case.3

クローズドループ

パナソニック株式会社様

「資源循環技術・システム表彰」
経済産業大臣賞受賞に寄与しました!

当社が参画したパナソニックグループの再生樹脂サプライチェーン(供給網)が、2021年度の「資源循環技術・システム表彰」で最高位の経済産業大臣賞を受賞しました。
これは使用済み家電から再生樹脂を高精度に選別し、再資源化する仕組みが「カーボンニュートラル」に貢献する取り組みとして評価されたもの。

具体的にはメーカーによる回収・リサイクルが義務付けられた家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)に含まれる樹脂を高純度にリサイクルし、パナソニックの洗濯機や食洗機、ユニットバスなどの原料に循環させる取り組みです。

パナソニックグループの再生樹脂サプライチェーン(供給網)は当社のような家電リサイクル事業者や添加剤を配合して原料ペレットに加工する再生樹脂業者など国内外約130社で構成されています。
当社は、近赤外線や色彩センサーを用いた選別機を比重などによる既存の選別技術と組み合わせ、家電を破砕・選別した後の混合樹脂に含まれるポリプロピレンやポリスチレンといった樹脂を単一素材ごとに99%以上の純度で取り出す技術を確立。これにより複合素材のため見分けにくいGFPP(ガラス繊維入りポリプロピレン)の選別・原料化も可能になりました。


パナソニックでは2016年から関連業者に呼びかけて選別や再生技術の高度化を推進。2021年までに、年間2.5万トン(2016年比の2倍強)の樹脂を再資源化する供給網を構築しています。

今回の一連の取り組みにより「平林金属は最先端の選別技術で供給網の実現に貢献してくれた」とパナソニック様からも高い評価をいただきました。

Contact お問い合わせ

平林金属株式会社 サーキュラーエコノミー推進部

086-724-0211

受付時間:平日 8:00~17:00