News ニュース
このたび弊社は、鳥取県境港市の自社所有地に新工場「平林金属 境港工場(仮称)」を建設する運びとなりましたので、お知らせいたします。
本工場は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、鉄鋼メーカー等によるリサイクル鉄鋼原料の需要拡大に対応するため、機械加工が困難な大型鋼材(産業機械の廃材等)を対象としたガス溶断専用工場として整備いたします。
また、近年リサイクル業界では、労働人口の減少による技術者不足が大きな課題となっており、特にガス溶断の技術者不足が深刻化しています。こうした状況を踏まえ、本工場では、国内で滞留している金属資源の循環促進に加え、ガス溶断技術者の確保・育成にも取り組んでまいります。
施設規模としては、当社山陰工場(鳥取県米子市)のガス溶断加工スペースのおよそ1.5倍(500㎡)を確保し、雨風や日差しを避けられる職場環境の整備など、作業環境の改善にも力を入れてまいります。
本工場では、国の総合静脈物流拠点港(リサイクルポート)に指定されている境港の立地を活かし、山陰地区だけではなく全国各地から大型鋼材等のリサイクル資源を集荷・加工することで、鉄鋼原料の国内循環に一層貢献してまいります。
【平林金属 境港工場(仮称)概要】
■所在地:鳥取県境港市昭和町(昭和町工業団地内)
■敷地面積:16,626㎡
■建屋構造:鉄骨造1階建て
■延床面積:753.9㎡(ガス作業場:500㎡、重機解体場:100㎡、事務所棟:153.9㎡)
■予定事業費:約7.5億円(鳥取県の産業未来共創補助金を活用)
■工期:2025年9月着工、2026年3月竣工予定
※本件のプレスリリースはこちら
新工場完成予想図