ROAST焙煎事業

一粒のコーヒー豆から
広がる。
人々の可能性と未来。

葉豆瑠農園では、前島での野菜やコーヒー豆の栽培を進める一方、ネパール産コーヒー豆の輸入・販売・普及活動にも力を注いでいます。2022年6月9日、平林金属は特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(AMDA-MINDS)と業務提携を締結。それ以来、同機構が進めてきたネパールでのコーヒー豆栽培事業を支援してきました。ネパールでの雇用機会創出によって生産されたコーヒー豆は日本に輸入され、その後、葉豆瑠農園でSDGsに貢献する寄付つきコーヒー商品などに加工されています。さらに、グループ会社の就労継続支援A型事業所「たからさがし株式会社」の利用者の方々によって、ドリップパックの箱詰めが行われるなど、コーヒー豆を通じて多くの人に仕事を広げる活動にも取り組んでいます。

SUPPORT FOR NEPAL

家族みんなが一緒に暮らしたい。
ネパールの人々の想いを支援。

ネパールの丘陵地に暮らす零細農家の雇用、収入の機会創出に少しでも貢献したい。その想いから、平林金属はコーヒー農園の生産活動支援や生豆の輸入・販売に取り組んでいます。一方、AMDA-MINDSは現地での輸出手続きの調整やモニタリングを担い、農家と日本を結ぶ架け橋として活動しています。日本に届けられたコーヒー豆は、葉豆瑠農園によってSDGsに貢献するコーヒー関連商品などに加工され、法人や愛好家の方々にお届けしています。

FIELD

ネパールで出会った一人の
栽培農家。
彼の情熱が生み出す
珠玉のコーヒー豆。

「この人がつくるコーヒーなら、美味くないわけがない」。ビルドスさんに会い、彼が働くコーヒー農園を訪れたときに抱いた、最初の印象です。ビルドス・ラマさんは、私たちが取引しているラマ・オーガニック農園の代表です。カトマンズから車で約2時間半の距離にある農園では、約500本のコーヒーの木とアボカド、レモンなどの果物、さらに1万株の小さなコーヒーの苗が植えられています。ビルドスさんの教えを受けたクンダンさん(レンブワ農園)をはじめ、現地のコーヒー農家たちも順調に成長を遂げており、今後はさらに農園を拡大し、栽培農家を増やすことで、少しでも多くの家族が一緒に暮らせるようにしたい、というのがビルドスさんの願いです。

BUSINESS PARTNERSHIP

パッケージング、ラベル貼り…
障がいのある方々の雇用を創出。

ネパールのラマ・オーガニック農園やその周辺から収穫されたコーヒー豆は平林金属によって輸入され、その後グループ会社の就業継続支援A型事業所「たからさがし株式会社」の利用者の手によってドリップパックの箱詰めが行われています。同時にラベル貼りは、視覚に障がいのある方々を主とした就労継続支援B型事業所「ワークランド虹」に依頼。ネパールでの雇用機会創出から生まれたコーヒー豆は、日本に輸入された後も障がいのある方々の就業機会を広げる役割を果たしています。

HOPE

いつの日か、必ずかなえたい。
From seed to cup
(栽培からカップに至るまで)。

「家族みんなが一緒に暮らしたい。海外出稼ぎからの送金や観光業に依存する社会から脱却し、仕事があればネパール国内で暮らせる。家族と暮らせる。そんな想いを支えたい―」。こう語るのは、ネパール事業を推進する江原隆介氏です。江原氏は続けて、「2023年1月に空輸した500kgのコーヒー豆では約30人、次の3トンでは180人以上の収入機会を創出することができました。本事業を軌道に乗せ、SDGs目標1(貧困をなくそう)の達成を目指します。そして、“From seed to cup(栽培→輸送→焙煎→抽出)”、つまり“栽培からカップに至るまで”の流れを、ぜひネパールで実現したいと考えています」と語り、未来へのビジョンを描いています。