
徹底分解・徹底選別は、「不純物が少なく、品質が安定」と定評のあるヒラキンブランドの真髄。複合素材で構成されたものを素材別に分ける場合も、同素材のものを形状や成分に応じてさらに細分化して分ける場合も、後の加工や作業がしやすく、お客様に喜んでいただける品質づくりを心がけます。たとえば、製鉄所の希望にかなうよう、形状や成分の同じ鉄をひとまとめにしたり、プラスチックをPP・PS・ABSなどの材質や色別に30種類以上に選別したりしています。
そのためには、機械の組み合わせを工夫し、既製品でまかなえないときは自分たちで作り、近赤外線センサーや色選別センサーなど最新技術を取り入れ、目的に応じた分解・選別ラインを構築しています。
たとえば、電子基板中の希少金属(金・銀・銅・パラジウムなど)について、ヒラキンでは電子基板を破砕後、渦電流選別機や磁選機を利用してアルミや鉄を除去し、含有されている希少金属を濃縮するラインを独自に開発。天然の金鉱石の場合、1トンあたり金の含有量は2~3グラムといわれていますが、ヒラキンのラインを通すと、1トンあたり天然鉱石の数十〜数百倍まで濃縮できる仕組みです。
重要なのは、最終的に人間の手と目のチェックを入れること。各工場のラインに必ず手分解と手選別を組み込み、鉄も非鉄金属も希少金属もプラスチックもすべてきっちりより分けます。分解・選別の精度を上げ、どこに出しても恥ずかしくない仕上がりにする。それが、ヒラキンの伝統であり文化です。
人の目と手と機械の絶妙な組み合わせで高度なリサイクルを実現、
純度の高い高品質の原料を提供しています
人の目と手と機械の絶妙な組み合わせで高度なリサイクルを実現、
純度の高い高品質の原料を提供しています